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富士通のFM 7/8シリーズは,パーソナルコンビュータ業界において初めて本格的なデュアルCPUシステムを採用して衆目を集めました.BASICその他の高級言語やOSを統轄して構文解釈・実行・入出力管理などを担当するメインシステムと,キーボード・画面処理・グラフィック等を専門に扱うサブシステムの双方に, 8ビットCPUの中では最上位機種とうたわれる6809CPUがそれぞれ搭載されています. こうすることによりタスクの分割がなされ,ハイコストパフォーマンスと, 16ビットマシン並みの高速性能が実現されました. さて, 2つのシステムのうち,メインシステムに関しては, FMシリーズの人気上昇と相挨って様々な角度からの解説書が発行されてきました. これとは対照的にサブシステムはメインシステム以上に洗練されて魅力的なソフトウェアを身につけているにもかかわらず,その大部分は公開されていないのが現状です.サブシステムという存在自体がまったく目新しいことに加え, メインシステムの陰に隠れ容易にはアクセスできない点が主な原因です. しかし,キ一入力や様々な情報を受け取るための画面作成など,サブシステムとは私達ユーザにとって必要不可決な存在なのです. 本書は, コンビュータとして一つの生命を持ったサブシステムに初めての本格的なメスを入れその体系のすべてを記述しました.
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