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序 C 言語は, 今後に可能性を秘めたコンピュータ言語として, 広く知られるようになってきました.この言語の特長のひとつは,同じ高級言語であるPASCALなどに比べると, よりハードウェアに即した低レベルの記述ができるということです. つまり従来ではアセンブラでなければ書けないといわれていた, 機械に密着した操作を可能にしています. その例としては,C 言語によってUNIX というOS が作成されたことがあげられます. C 言語はアセンブラに比べた場合に, プログラムの構造化がしやすく, 高い移植性を有しています. 移植性という面から見た場合, アセンブラはどうしてもCPU に依存してしまう傾向があるのに対し,C 言語はコンパイラが作りやすく,CPU を選ばずに他のOS へ比較的簡単に移植を行うことができるからです. このような優れた特長を持つC 言語は, 近年とみに注目を集めるようになってきました. ところが,C 言語を使ったプログラムのソースは, 小さなサンプルプログラムはあっても. 実用に耐えうるツ ルやユーティリテイとなると未だ公開されていないのが実状です. 例外としてUNIX のソースがありますが,一般には見ることが困難です. 本書は,C 言語の入門書をひと通り読まれた方やこれからC 言語を学ぽうとする方のために, 本格的なプログラムを公開する目的で書かれたものです. 「第1 部パソコンC 言語入門編」では,UNIX の開発に伴い産み出されたC言語をパソコン(OS) 上で使った場合の作業環境の実際や, 各OS および各CPUとC 言語との相性や使い勝手を解説するほか, 各処理系別のベンチマークテストのデータを公開しています. 「第2 部C トレーニングサンプル編」では, 実際にツールを使う前のトレーニングとして, 主要なコマンドや関数がプログラム上でいかに使われているのかを示し, 初歩のC プログラミングテクニックを紹介しました. 「第3 部C ツー ル編」 てでは,CP/M-80,MS-DOS,0S-9 別に実 用ツールを公開しています. いくつかのツールには, プログラム中に子細な注釈を記し,アルゴリズムを把握する一助になればと考えました. 最後に, 本書の上梓に際して, 第1 部の原稿を寄せて戴いた小幡広昭氏およびプログラム作成に日夜邁進して下さったソフトウェアスタッフ諸氏に謹んで感謝の意を表します. また, ソフトを提供して戴いたソフトウェア・インターナショナル(株), マイクロソフトウェア(株),(株) サザン・パシフィックおよびデイジーホイールプリンタを提供して戴いたブラザー販売(株) の方々に紙上を借りてお礼を申し上げます. 1984年9月 C言語研究会
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