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はじめに この本はマイクロコンピュータのソフトウェアを系統だって学ぼうとする技術者, プログラマ, 学生および本格的に勉強したいと思っているホビイストの方々のために書かれたものです。 マイクロコンピュータはその形態が部品レベルであることや, 出発が論理回路の置換えにあったことなどのため, 従来ハードウェア技術者によって使われることが多かったようです。ハードウェア技術者の多くはソフトウェアについての系統的な知識や技術を習得する前に, とにかく目下の製品を完成させるためにメーカの発行するマニュアルや, それを焼き直したような文献を片手に自己流でプログラムを作ってきたというのが現状です。 しかしマイクロコンピュータ技術の進歩は著しく, いまや単に論理回路の置換えではすまされない時期にきています。すなわち, 一方では 1チップ・マイクロコンピュータのように専用化も進んではいますが, 他方, ハードウェアのアーキテクチヤ, ソフトウェア・システムや高水準言語の面でミニコンピュータとの差異はどんどんせばまっています。 このような時期に従来のようなソフトウェアに対するとり組み方をしていたのでは, 真にマイクロコンピュータを使いこなすことは不可能といえましょう。 この本は, 最新のマイクロコンピュータのすべてを羅列, 解説したものではありませんが, マイクロコンピュータのソフトウェア技術の進歩に確実についてゆくためのしっかりした基礎をきずくために書かれたものです。次に本書の特長を二, 三あげてみますと,まず第一にマイクロコンピュータのソフトウェアとハードウェアの関連を命令の実行という過程を通して, かなりくわしく説明してあります。メーカのマニュアルから抜け出したような説明や, タイミング図などをいっさい排除し,しかも命令実行のタイミングにまでさかのぼって説明を加えました。 次にいくつかの簡単な例題を掲げてプログラムの基礎を解説しています。同時に記号語によるプログラムの作成のテクニックやノウハウを, やはりマニュアル的記述ではなく, 形式にとらわれずに述べました。 この部分ではプログラムの構造をいくつかの形に分類し, それぞれの特性や,他の構造との関連を構造プログラム的に解説してあることも本書の一つの大きな特長です。また, 従来数少ないマイクロコンピュータのソフトウェアの書物の中でも特に記述の少ない入出力のテクニックについても, できるだけ一般的に応用できるようにとりあげてあります。 さらに本書の大きな特色の一つとして, マイクロコンピュータの書物では初めてFORTRANをとりあげました。現在マイクロコンピュータの高水準言語としては広くBASICが普及しています。もちろんBASICはそれなりに数々の長所と用途をもち, 今後も引き続き使われると思われます。 しかし, 著者は,
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